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    Solange 「A Seat At the Table」の楽しみ方
    category: - | author: hashimotosan
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      去年様々なメディアでベストアルバムに選出されたSolangeの「A Seat At the Table」。

      個人的にも去年最もよく聴いたアルバムの一つです。

      Beyoncéの妹として知られるSolange。

      これは紛れもない事実なんですが、そんな枕詞が必要なくなるほどアーティストとして絶対的なステイタスを今作で手に入れたなという印象ですね。

      そんな傑作の素晴らしさを語る上で、女性としての等身大の思いや悩み、そして黒人としての怒りを綴った歌詞の世界はとても重要なものだと思います。

      ただ今回はこの作品をちょっと別の視点で掘り下げてみようかと思います。

      というのも、この作品には今後の音楽シーンを盛り上げていくであろう数々のミュージシャンが参加していて、この作品から枝分かれしていくように色んな音楽を楽しめるからなんです。

       

      この動画はSolangeが今作を制作する過程を記録したものですが、2013年から始まっています。

      多くのミュージシャンとセッションを重ね、3年以上をかけて完成させたのが「A Seat At the Table」なんですよね。

      今回はそんな傑作に参加しているアーティストについて詳しく掘り下げ、この作品をさらに楽しんでみようと思います。

      というわけで個人的な視点にはなりますが、この作品に参加した才能たちを紹介していきます。

       

       

      ・Rapahel Saadiq

      先ほど挙げた制作過程の映像を観ても分かる通り、Solangeは今作をほとんど自分の手で作り上げています。

      自らがエグゼクティブプロデューサーとなり、自分の好きなようにアルバムを形作っていったんですよね。

      それをさらに理想に近づける役割を担ったのが、もう一人のエグゼクティブプロデューサーであるRapahel Saadiqです。

      彼はTony! Toni! Toné!としてデビューして以来、ブラックミュージックシーンで常に別格の存在感を放ち続けている、シンガーでありプロデューサーです。

      今作のオーガニックなサウンドはやはり彼の手腕によるところも大きくて、いわゆるネオソウル的な感覚がアルバムの随所に感じられますよね。

      彼の生音へのこだわりが今作をよりリアルなものにし、作品に説得力をもたらしている気がします。

       

       

      ・David Longstreth (Dirty Projectors)

      Dirty Projectorsの新曲「Little Bubble」を聴いた時、Solangeのサウンドとのリンクを感じたのは僕だけではないはずです。

      Davidは今作に6曲ほど関与していて、彼の独特の音の捉え方が彼女のサウンドにも上手く活かされていました。

      SolangeとDavidは数年前から交流があり、ライブで共演したり、SolangeがDirty Projectorsの「Stillness Is the Move」をカバーするなんてこともありました。

      その頃から彼女のインディシーンへのアンテナは急激に感度を増していきましたよね。

      恐らく今年出るであろうDirty Projectorsの新作は、個人的に今一番楽しみにしているアルバムの一つで、先行トラックを聴く限りかなり作風に変化がみられるので、非常に楽しみです。

       

       

      ・Patrick Wimberly (Chairlift)

      去年リリースした新作「Moth」も素晴らしかったChairliftのPatrickは今作で4曲に関わっています。

      彼のスッキリとした作風のエレクトロサウンドは、今作でも良いエッセンスとして機能していますよね。

      先日惜しくも今年限りでの解散を発表したChairliftですが、実験的な音とポップミュージックのバランスが絶妙で大好きなんですよね。

      PatrickはSolangeとの交流を経てBeyoncéの「No Angel」のプロダクションにも参加しましたが、サウンドメイカーとしても今後非常に楽しみな存在です。

      色んなアーティストとの共演が見てみたいですね。

       

      ・Sampha

      去年の来日公演も素晴らしかったSamphaは「Don't Touch My Hair」での客演をはじめ、3曲に関与しています。

      音のスカスカ感だったり、シンプルな構成だったり、一音一音へのこだわりという意味で彼の参加はとても大きいなと思います。

      もちろん神秘的な声の存在感も圧巻なんですが、無駄なものを排除して少ない音を輝かせる彼のサウンドクリエイターとしての才能もとにかく凄いです。

      ついに2月にデビュー作「Process」がリリースされますが、早くも今年のベスト候補作と言えそうですね。

      それぐらい彼のサウンドは自分の好みど真ん中なんですが、彼については書き出すと長くなるので、アルバムリリース時にでもさらに詳しく書こうと思います。

       

       

      ・Kwes.

      ロンドン出身のアーティスト、Kwesは今回最も知名度が無いアーティストかもしれませんが、今作には3曲ほど関わっています。

      彼はThe xxやDamon Albarnの作品に関わっていたり、主にイギリスのミュージシャンとの接点が多いアーティストなんですが、先ほど紹介したSamphaとレーベルメイトで、その繋がりからSolangeの今作にも携わったと思われます。

      そのSamphaにも近い折衷的な作風のサウンドで以前から注目してたんですが、まさかSolangeのアルバムのクレジットで名前を目にするとは思いませんでした。

      2013年に「lip」というアルバムをリリースしてるんですが、これかなりおススメです。

      今後注目を集めていく存在になると思うので、今からぜひチェックしてみてください。

       

       

      ・Kindness

      僕がSolangeの今作を聴いて真っ先に顔が浮かんだのがKindnessでした。

      実際は3曲しか参加してないんですが、彼のサウンドからの影響はアルバムの至る所から感じましたね。

      ワールドミュージックからの影響を受けた音色やダンス感覚が活かされた彼の2作のアルバムは、どちらも本当に素晴らしい作品で聴きまくりました。

      Solangeの目指していたオーガニックな質感のソウルサウンドと、Kindnessのグルーヴ感のあるファンキーなダンスポップは同じベクトル上にあるように感じますね。

      「A Seat At the Table」にヤられた方は、ぜひKindnessのアルバムも聴いてみてほしいなと思います。

       

       

      ・Moses Sumney

      LAベースのSSW、Moses Sumneyも個人的に今最もアツいアーティストの一人です。

      Sufjan Stevensとも共演してたり、フォークサウンドからも大きく影響を受けている彼のサウンドは、とにかく美しいの一言。

      神秘的な響きのファルセットボイスは、どこか温かい人間味が感じられて大好きですね。

      Solangeとは以前からライブで共演していて、今作では「Mad」1曲のみですがコーラスとして参加しています。

      去年リリースしたEP「Lamentations」も素晴らしかったですが、早くフルアルバムが聴きたいですよね。

      今後確実に存在感を増していくアーティストだと思うので、彼の名前は絶対覚えておいた方が良いです。

       

       

      ・Sean Nicholas Savage

      カナダ出身のSSW、Sean Nicholas Savageの参加も個人的には意外でした。

      80sのAORやブルーアイドソウルの影響を強く感じるサウンドが持ち味の彼は、同じレーベルだったGrimesやMac DeMarcoをはじめとするカナダのインディシーンを引っ張ってきた存在。

      彼のサウンドを聴き返してみると、確かにSolangeとの共通点を感じますよね。

      Solangeとは一緒にツアーを回ったり、お互いを刺激し合っている関係のようなんですが、今回の共演でも相性抜群でした。

      去年リリースの新作「Magnificent Fist」も素晴らしかったんですが、2014年リリースの「Bermuda Waterfall」がとにかく絶品なのでぜひチェックしてみてください。

       

       

      ・Strachild

      メリーランド出身の現在23歳、StarchildことBryndon Cookもぜひ注目してほしいアーティストの一人。

      彼はギタリストやキーボーディストとしてSolangeのツアーに同行したり、去年のBlood Orangeの「Freetown Sound」にも数曲参加していたり、Dev Hynes周辺の要注目人物です。

      去年Starchild & The New Romantic名義でEP「Crucial」をリリースしたんですが、これがかなり良かったです。

      PrinceやSade由来の80sシンセポップ・ファンクなテイストは、Blood Orange好きにはたまらないサウンドでした。

      今作には2曲参加していますが、彼もぜひフルアルバムが聴いてみたいですね。

       

       

      ・Tweet

      Timbalandの秘蔵っ子としてデビューしたシンガー、Tweetは今回のアルバムの影の功労者の一人ですね。

      彼女の滑らかなボーカルによるコーラスはSolangeとの相性抜群で、3曲ほどの参加なんですがほぼ全曲からTweetの声の存在を感じてしまうほどの存在感でした。

      Solangeとも近いナチュラルなテイストのR&Bサウンドが彼女の持ち味で、去年11年振りにリリースされた新作「Charlene」もとても良かったですね。

      柔らかくて味わい深い彼女のボーカルを、コーラスだけではなくメインボーカルとしても堪能してみてはいかがでしょうか。

       

       

      ・Kelsey Lu

      今回是非とも紹介したかったアップカミングなアーティストがこのKelsey Luです。

      去年Blood Orangeの「Freetown Sound」に参加して注目を集めた彼女ですが、今作にも1曲参加しています。

      彼女は元々チェロ奏者として活動を始めたらしく、楽曲にもその演奏を取り入れたアコースティックなサウンドが特徴的です。

      教会でレコーディングしたというEP「Church」を去年リリースしたんですが、これが本当に素晴らしかった!

      先ほど紹介したChairliftのPatrickがプロデュースしていて、荘厳な雰囲気と静動のバランスが見事に調和されたアルバムでした。

      この人も今後確実にビッグな存在になると思うので今からチェックです。

       

       

      ・Kelela

      ここ数年でグッと存在感を増してきた感のあるKelelaも「Scales」に客演していました。

      エレクトロシーンとの接近によって、以前にも増して前衛的なサウンドに挑戦しているKelelaですが、Solangeが立ち上げたSaint Heron Recordsの2013年リリースのレーベルコンピに参加して以来のお付き合い。

      このコンピレーションアルバム、あんまり話題にならなかったんですがマジで素晴らしい作品なのでまだの方はぜひ聴いてみてください。

      Kelelaも今年いよいよ新作のリリースが噂されているので楽しみに待ちましょう。

       

       

      ・Dylan "Sir Dylan" Wiggins (SMSHNG HRTS)

      今回の作品のクレジットを見た時に、一番謎だったのがSir Dylanという名前でした。

      5曲で参加しているんですが、彼に関する情報はほとんどありません。

      実は彼、Rapahael Saadiqの甥っ子で、SMSHNG HRTSというバンドのメンバーなんですよね。

      彼自身プロデューサーとしても活動していて、最近ではThe Weekndの「Starboy」にも数曲参加しています。

      まだ謎が多いんですが、SMSHNG HRTSのサウンドを聴く限り、かなり楽しみな存在であることは間違いなさそうです。

       

       

      ・Dev Hynes (Blood Orange)

      そして最後に、今回一番意外だった1曲のみでの参加となったDev Hynes。

      彼とのコラボEP「True」から彼女の快進撃は始まったし、今作でも大きく関わってくるかなと思ってたんですが1曲でしたね。

      ただやはり彼からの影響は相当大きくて、直接的ではないにしろこの作品には彼のカラーが色濃く出ている気がします。

      去年リリースの「Freetown Sound」も本当に素晴らしかったですし、「A Seat At the Table」ともどこか近しい音でしたよね。

      2012年リリースの「Losing You」は個人的にオールタイムベストソングの内の1曲なので、ぜひまた2人のコラボが見てみたいです。

       

      というわけでかなり長くなってしまったんですが、改めて凄いメンツが関わったアルバムですよね。

      他にもMaster PやQ-Tip、The-Dream、Lil Wayne、BJ the Chicago Kidなどまだ紹介したいアーティストもいるんですが、この辺にしておきます。

      Solangeのシンガーとして、アーティストとしての素晴らしさはもちろんのこと、こういう風に参加アーティストという視点で捉えてみても面白いアルバムなんですよね。

      今回紹介したアーティスト、ぜひチェックしてもらえたらなと思います。

       

       

      本日のBGM:Solange 「Losing You」

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